本記事では、セキュリティエンジニアが転職で使える”志望動機の書き方”を例文とともにまとめています。
転職活動での志望動機というのは、採用の合否だけでなく、「労働条件や給与の交渉」などにまで影響する超重要項目です。
そのため、「通ったうえで、どこまで自分の要求を呑ませられるか」というところまで考えて、志望動機を作る必要があります。
では、実際の例文も交えて、志望動機の作り方をわかりやすく紹介していきます!
セキュリティエンジニア転職での志望動機は超重要
冒頭でも述べたように、志望動機は履歴書の中でも最も重要な項目です。
事実、企業の採用担当者が最も重要視するのも「志望動機」の欄だそうです。
採用担当者側はまず、志望動機をみて「給与面」や「福利厚生」だけで企業を決めている熱意のない方をふるいに掛けています。
そのため、どんなに技術を持っていても、うすっぺらい志望動機ではカンタンに落ちてしまうでしょう。
書類選考・面接で必ずチェックされるポイント
志望動機において、採用担当者が最もチェックしているポイントは「どのくらい会社のことを調べてきているか」です。
志望動機は、事前の下調べ力に尽きますね。
ちなみに、チェックすべき媒体は以下のようなものです。
- 公式HP
- 公式SNS
- 四季報
- 業界地図
また、中小やベンチャーといった小規模の会社であれば、採用に社長や取締役が関わっている可能性も高いですので、社長や取締役のインタビュー記事もチェックしてみると良いでしょう。
未経験でも説得力を持たせるコツ
仮にあなたがセキュリティ領域やIT業界未経験でも説得力を持たせるコツは以下の通りです。
- なぜ「IT業界なのか」の答えを持っておく
- 学習意欲や行動力を見せる
- 将来のビジョンを明確に伝える
特に、なぜ「IT業界なのか」という問いに対する答えを明確に持っておきましょう。
未経験でエンジニアに転職する場合、必ず聞かれる質問です。
例えば、前職で業務効率化に取り組んだ経験や、AIの最新技術に触れて興味を持った瞬間など、あなた自身のストーリーを含めることで説得力が増すでしょう。
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「とりあえず志望」では見抜かれる
志望動機の浅さが見抜かれるポイントは抽象的な文章にあります。
文章が抽象的だと、「下調べが甘い」や「志望動機の使いまわしをしている」と疑われます。
また、自分でチェックする際は、志望動機のなかに固有名詞がどれだけ含まれているか確認してみましょう。
つまり「どの企業にも提出できる」ような志望動機は今すぐ修正が必要ということです。
【例文】セキュリティエンジニアの転職志望動機
ここからは、実際の例文を紹介していきましょう。
経験者向けの志望動機と未経験者向けの志望動機はもちろん異なります。
そのため、ここでは様々なパターンに応じた志望動機をまとめています。
コピペOKですので、ぜひ参考にしてみてください!
【例文】IT経験者向けの志望動機
まずは経験者向けの志望動機の例文です。
経験者はなんといっても既に保有している絶対的なスキルと経験があります。
それらを適度にアピールしつつ、応募企業の惹かれたところを織り交ぜていきましょう。
インフラエンジニアからの転職 例文

私が貴社を志望する理由は、インフラエンジニアとしてシステムの土台となる部分を支えてきた経験を活かしてセキュリティを高められると考えたからです。サーバー構築や運用を通じて、システムの脆弱性がどこに潜んでいるかを肌で感じ、攻撃者の視点でインフラを見る必要性を強く感じるようになりました。これまでの技術的な基盤を活かしながら、より専門的にセキュリティ対策を学び、企業のデジタル資産を守る最前線で活躍したいと考えています。特に、貴社が提供するゼロトラストアーキテクチャの設計や実装に携わり、従来の境界防御を超えた新しいセキュリティモデルの構築に貢献したいです。
この例文のポイント
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インフラエンジニアは、業界の中でも需要が高いので、まだの方はこの機会に登録しておきましょう。
ITサポート・ヘルプデスクからの転職 例文

私が貴社を志望する理由は、ヘルプデスクでの業務を通じて、エンジニアがセキュリティの最後の防御線であることを実感したからです。前職では、日々のサポート業務で、フィッシングメールやマルウェア感染の対応を行う中で、技術的な対策だけでなく、人的要因を含めた包括的なセキュリティ対策の必要性を痛感しました。そのため、セキュリティ意識向上の施策とテクニカルな対策を組み合わせた、実効性の高いセキュリティプログラムの構築に貢献したいです。
この例文のポイント
SOCアナリストからの転職 例文

私が貴社を志望する理由は、SOCアナリストとして培った脅威検知・分析の経験を活かし、より上流工程でのセキュリティ設計・実装を通じて、組織全体のセキュリティレベル向上に貢献したいと考えているためです。現職でのインシデント対応経験から、多くの脆弱性が設計段階での対策不足に起因することを実感し、「対症療法から予防への転換」を目指しています。SOCでの実践的な脅威情報や攻撃手法の知見を設計・開発フェーズに活かし、より現実的で効果的なセキュリティ対策を提案できると確信しております。
この例文のポイント
ちなみに私がSESからSIerへ転職した際の話はコチラの記事でもまとめています。
ぜひあわせてご覧ください。

【例文】IT未経験者向けの志望動機
ここからは、未経験者向けの志望動機となります。
「やる気がある」や「入社したら勉強する」で採用されるのは、新卒の就活まででしょう。
中途採用ということは、一から育成するというよりも、即戦力になる人材を集めています。
ここをしっかりと理解したうえで、例文を参考にしてみてください。
文系出身・独学からの挑戦 例文

私が貴社を志望する理由は、文系出身という異なる視点と、独学で身につけたセキュリティ技術を組み合わせ、技術者とビジネス側の橋渡し役として貢献したいと考えているためです。前職では金融業界で論理的思考力と問題解決能力を培いました。その後、サイバーセキュリティの重要性に魅力を感じ、独学でネットワークセキュリティやペネトレーションテストの技術を習得し、資格取得にも取り組んでまいりました。文系ならではのコミュニケーション能力と顧客視点を活かし、技術的な脅威をビジネスリスクとして適切に伝え、組織全体のセキュリティ意識向上に貢献できると確信しております。
この例文のポイント
営業職から挑戦 例文

私が貴社を志望する理由は、営業職で培った顧客課題の発見・解決能力と、独学で身につけたセキュリティ技術を融合し、顧客目線でのセキュリティソリューション開発に貢献したいと考えているためです。営業として様々な企業のIT課題に触れる中で、セキュリティ対策の重要性と技術的解決の必要性を痛感し、プログラミングやネットワークセキュリティの学習に取り組んでまいりました。営業経験で身につけた「顧客の真のニーズを聞き出す力」と「複雑な内容を分かりやすく伝える力」を活かし、実際の現場で使われるセキュリティ製品の開発や、技術者とユーザーを繋ぐ役割を担いたいと考えております。
この例文のポイント
事務職からの挑戦 例文

私が貴社を志望する理由は、事務職として様々なシステムやデータを扱う中で、情報セキュリティの重要性を実感したからです。前職では、一般的な業務フローの中にセキュリティリスクがどのように潜んでいるかを現場レベルで理解しており、エンドユーザーの視点からセキュリティ対策の課題を把握しました。これからは、技術的な専門性を身につけながら、現場で実際に使われるセキュリティ対策の設計・改善を通じて、組織全体のセキュリティレベル向上に貢献したいです。
この例文のポイント
志望動機を作成するときの3つのステップ
ここからは志望動機を作成する際の具体的なステップを解説していきます。
以下の手順にしたがって、進めていけば誰でも簡単にセキュリティエンジニアの志望動機が書けるようになっています。
ぜひ参考にしてみてください。
ステップ① セキュリティ分野に興味を持った背景を整理する
まずは、セキュリティ分野に興味を持った背景を整理しましょう。
- 勤務先でランサムウェア攻撃を受けた際、システム復旧に携わった
- 家族の会社がフィッシング詐欺の被害に遭った
- 営業で顧客からセキュリティ相談を受けることが増えた
セキュリティに興味を持つきっかけは意外と身近にあることが多いです。
まずは、きっかけ探しを行い、志望動機の導入部分を考えていきましょう。
ステップ② 応募企業の特徴をリサーチする
きっかけを洗い出したあとは、志望動機に深みを出す必要があります。
その場合、応募企業のリサーチは欠かせません。
その企業が他社に負けない強みを持っていれば、それに触れるようにしましょう。
福利厚生や給与面以外で、その企業に惹かれたところはどういった部分なのか、しっかり企業研究を重ね、明確にしておきましょう。
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企業研究に時間を割かずとも、企業側から連絡がバンバン来ます。
効率よく転職を進めるためにも、プロフィール設定だけ行っておきましょう!
ステップ③ 自分のスキルや強みと結びつける
最後は、自分のスキルや強みと結びつけることで志望動機が完成します。
ここでは、具体的なスキルというよりも「適性」をアピールしましょう。
セキュリティエンジニアは、以下のような適性が求められます。
- 協調性
- 冷静な判断力
- 分析力
ここで、前職の時に協調性や分析力が光ったエピソードなど加えると、未経験でも説得力を生み出すことができます。
セキュリティエンジニアの志望動機でよくあるNG例
最後に、セキュリティエンジニアの志望動機でよくあるNG例を解説していきます。
特に3つ目にご紹介する例は、IT経験者がよくやってしまいがちな罠ですので、必ずチェックしてください。
抽象的すぎる・使い回し感がある
志望動機を伝えるうえで、抽象的な文言はやはり、マイナス要素になってしまいます。
抽象的な文言が多いと、「結局何がしたいんだろう」と判断され、記憶に残らずに埋もれてしまいます。
また、どの会社にでも当てはまるような志望動機だと、採用担当者に使い回しを疑われます。
そうならないためにも、その会社特有の固有名詞をどんどん盛り込んでいきましょう。
セキュリティへの理解不足が見える
IT経験者は特に、志望動機を作成するうえでセキュリティへの理解不足を悟られないようにしましょう。
具体的には以下のような項目が、それらに該当します。
- セキュリティ対策の優先順位付けができていない
- 経営層への説明方法がわからない
- 最近話題になったセキュリティ事件を知らない
また、セキュリティの時事的な話題を知らないことによって、情報のアンテナを張れていないと判断されます。このあたりの情報については、IPAが公表しているセキュリティ10大脅威を確認してみるとよいでしょう。
経験や強みばかりをアピールしてしまう
3つ目の志望動機NG例は経験を過剰にアピールしすぎることです。
志望動機は自分のスキルや経験を伝える場ではありません。
もちろん、事業内容と親和性があるスキルなどは志望動機でもアピールすることで説得力を持たせることはできます。
しかし、志望動機の軸は、あくまで企業側にあることを忘れないようにしましょう。
まとめ
この記事では、セキュリティエンジニアの志望動機を例文付きで解説しました。
セキュリティエンジニアは仕事内容が多岐にわたるため、企業ごとに内容調整が必要で使い回しは困難です。
そのため以下の3つに重きを書いていきましょう。
- セキュリティへの興味を持った背景整理
- 応募企業の特徴リサーチ
- 自身のスキル・強みとの結びつけ
ぜひ、この記事を参考に、志望動機を作ってみてください。
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